Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の『ベルギー幻想美術館』を観てきました。ポール・デルヴォー作品が観たくて。ポール・デルヴォーの名前自体はラウル・セルヴェによる『夜の蝶』(ポール・デルヴォーへのオマージュ作品)で聞いたことがあった...という孫引きのような形で、作品をちゃんと観るのは初めてでした。
そのポール・デルヴォー、幽玄で夢のような雰囲気でとても良かったです。「夜」「屋外」「裸の女性」という組み合わせが多く、とにかく女性の裸ばかり描いているんですが、それが全然卑猥ではありません。顔(特に目)の描き方が特徴的で、マンガっぽいと思いました。表情からの感情の表出はかなり控えめで人形のようですらあり、そのせいで描かれている女性たちは神秘的な雰囲気をたたえていて裸の生々しさはぐっと後退していました。
ポール・デルヴォー以外でもジェームズ・アンソールの『キリストの生涯』という32点組みのリトグラフが面白かったです。荒々しく勢いのある線が漫☆画太郎みたいで...。