2005年9月アーカイブ

Fragile/El Eco

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アルバム『Two World』収録。
ラテン・ジャズ・ユニットによるStingの名曲のカバーで、この一曲目当てに買ったアルバムです。イントロ聞いただけで気持ちがそちらに持っていかれます。
しとしと雨が降る時に聞くと身震いしそうです。ちなみに本家よりもこのカバーの方が好きですね。
その名の通り絶滅した哺乳類の図鑑。「こ、こんな生き物がかつて地球上に...!」というロマンあふれる図鑑です。
架空の生き物など目じゃない、ファンタスティックな哺乳類がたくさん載っています。「お前、その牙邪魔だろう」とか「無駄にでかくないか?」とか「なんか手足のバランスおかしくないか?」とか言ってやりたいやつらばかり。
でも定価12000円...。まあ、欲しくなった私の負けでした

茶の味

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石井克人監督作品。私は断固として「かつんど」と呼ばせていただきます。
好きなんだ、好きなんだ、あの子が好きなんだ〜、だから『茶の味』好きなのさ〜!...と私も歌って表現します。確かに妙な自作の歌を歌ってしまうことってありますよね。上機嫌な時もそうですが、別段そうでもない時とか。
ちなみにこの映画を見て、生まれて初めて「野グソデビュー」という言葉に出逢いました。
アルバム『Ultravisitor』収録。
かっこよすぎる。どう考えて曲を作っているのかと思わされます。深夜に大音量で聞くと良いです。
同収録のMenelecは深夜の高速を車でかっ飛ばすイメージです。
ジャケットを見てピンときたら買っちゃいな!
イスラエル人の文化人類学者が5年間のフィールドワークの結果をまとめた研究書。「ヤクザの世界ってどんなものなんだろうか...?」と購入。
特に第八章「逸脱と社会」が面白かったです。「罰を与える本当の意義は、それによって社会的な団結を維持することにある」「逸脱は共有される利害を強く意識させ、共同体の集合的良心を形成している価値観に注意を向けさせる働きがある」「レッテルはレッテルを貼られた当人に対する安易な『情報』を供給する」「...レッテルを貼っても、偏った情報しか与えはしない。しかもその情報は真実ではなく、そのレッテルを貼った人々が勝手にでっち上げたものであることが多い。そのうえレッテルは『情報』であるという幻想を抱かせる...」「ニュースによってわれわれは正しいことと誤ったことの区別、踏み越えてはならない境界線、そして悪がどんな形をとりうるかなどについて知ることができる」
TVニュースって結果的に「道徳教育」になっていたりするんですね。
ペドロ・コスタ監督作品。
ポルトガル、リスボンの外れにある移民の多く住むスラム街。再開発で消えつつあるこの街に暮らす、麻薬中毒のヴァンダの日常を捉えたドキュメンタリー映画です。
正直眠くなった映画です。178分間、淡々と映像が流れるだけです。
しかし、1カット1カットが美しい。「綺麗」と形容しても良いかもしれません。映し出されているのはスラム街の光景のはずなのですが...。
iTunesで曲の再生回数が表示されるんですが、再生回数1位の曲です。アルバム『HIROSHI FUJIWARA in DUB CONFERENCE』や『HIROSHI FUJIWARA BEST』に収録されています。

名曲です。

『〜in DUB CONFERENCE』だとHARD BOILED DUBも良いです。『〜BEST』のCOUNTRY LIVING(flute)も好きですが、I DANCE ALONEがこれがまた...。サビに合わせて泣きたい...
島(離島)好きなら持っていて当たり前の本。シマダスを知らないとモグリだぜ!
沖縄本島以外のいわゆる離島はほぼ網羅されている。無人島もだよ!
島の面積、周囲、標高、世帯数、人口、年齢(年齢別割合)、産業、来島者数、交通(行き方)などヨダレが出そうな情報満載の、約1150ページ!1日1ページ読んでも1150日かかっちゃうよ!
いや〜、良い本だ。また島に行きたいな...。

Lost Highway

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David Lynch監督作品。
不思議な映画で、全編不気味な雰囲気に包まれています。意味が分かりそうで分からないというか...。
物語は「ディック・ロラントは死んだ」と告げるインターホンから始まります。しかし主人公はディック・ロラントなる人物には心当たりはない。その後、家を盗撮したビデオ・テープが玄関に置かれているのを妻が発見します。さらに主人公の前に現れる謎の男。主人公の眼前にいながら「今もあなたの家にいます...」と不可解なことを言います。そしてその謎の男はディック・ロラントの友人らしい...。
さらに物語は予測不可能・意味不明な悪夢的展開をしますが、最後に円環が閉じるような形で終わります。とは言っても「これで話は丸く収まってるの...?」と分からないことだらけですが。
でもその「訳の分からない感じ」が好きな映画です
アルバム『WORLD LINE』収録。
Why Not?を「自分ランキング1位」(当時)の座から引きずり落とした曲。しばらく1位に君臨していました。最近は「自分ランキング」は流動的でその日の気分次第で変わりますが。とはいっても今でもかなりの上位ランカー。8分16秒という長さを全く感じさせません。流麗かつ爽快です。
同収録のBeatutiful Dayもお薦めです。
いわゆる「学校の勉強」に限らず、勉強することは楽しいです。単純に今まで知らなかったを知って知識が増えることもそうですが、それ以上に楽しいのは今までとは違った物事の見方に触れることです。今までの自分の考え方・知識・常識が確かな根拠と論理を伴って否定され崩れ去る瞬間というのは本当にスリリングです。まさにこの瞬間こそが勉強していて最も楽しい瞬間です。
大学の講義で「醜いアヒルの子の定理」を知った時も、はっきり言って興奮しました。「もう少し詳しく知りたいならこの本」ということでさっそく購入したのが『認識とパタン』です。
「醜いアヒルの子の定理」とは、「二つの物件の区別がつくような、しかし有限個の述語が与えられた時、その二つの物件の共有する述語の数は、その二つの物件の選び方によらず一定である」というものです。別の言い方をすれば、類似性(どのぐらい似通っているか)を共通する述語(「共に赤い」というように)の数で計ることにすれば、「全ての二つの物件は、同じ度合いの類似性を持っている」ということです。
具体例で説明すると、アンデルセンの童話では醜いアヒルの子、白鳥の子は自分と他のアヒルの子との違いに悩まされましたが、この定理によれば白鳥の子とアヒルの子の類似性(相違性でも同じことですが)はアヒルの子同士の類似性(相違性)の度合いと同じ、ということになります。別の具体例で言うなら、ある双子同士の類似の度合いと、その双子のどちらでも1人と私の類似の度合いは同じ、ということです。
もちろん現実にはアヒルの子同士の似通っている度合いと、アヒルの子と白鳥の子との似通っている度合いは全然違うわけです。しかし類似性を物件の共有する述語の数で計ることにして分析してみると、以上のような定理が数学的に証明できてしまうわけです。う〜ん...ぞくぞくします!
ちなみに「醜いアヒルの子の定理」について詳しい数学的証明を知りたい人は、同じく渡辺慧の『知識と推測 科学的認識論』(東京図書)をご覧になって下さい。この本は文系の私には理解不可能でした...。
スイス出身のアニメーション作家、ジョルジュ・シュヴィツゲベルの作品集。舌を噛みそうな名前です。
2004年の広島国際アニメーションフェスティバルで『影のない男』を観てから気になっていた人で、作品がDVDで発売されているのを最近発見して購入しました。
『影のない男』のどこが良かったかと言えば、「自分の影と引き替えに富を得た男だったが、次第に影がない故の悲哀に苦しむようになり...」という寓話的なストーリーもさることながら、鳥か風のような視点で変化するカメラアングルやアニメーションならではのメタモルフォーゼ表現など、独特の映像世界に強く惹かれました。音楽もとても良いんです。
他の収録作品(『遠近法』『78回転』など)もアニメーションでなければ不可能であろう映像で、『アニメーション...すげえ!」と素直に感服しました。
たまたまMTVでPVを観て購入を即決意した一曲。アルバム『too』の中から先行シングルカットされました。
購入後2年ぐらい「自分ランキング」1位の座を守り続けていました(ちなみに友達にも薦めたところ、同じく「初登場1位」になってました)。良い曲、好きな曲ってイントロを聴いただけで「その気分」になってしまいます。
恥ずかしがり屋の彼女に対して「どうして?恥ずかしがらないで。僕を信じてよ」と(暗に性的な意味でであると歌詞から感じられるのですが)彼氏が歌うという内容ですが、「彼女のことが好きでたまらないウキウキ彼氏」感が好きです。
昔読んだ『赤い繭』がどこか頭の片隅にあり、それで手にとってみた本。
『壁』や『闖入者』などの短編が収められています。
読み始めてみるや、それまで自分が持っていた小説のイメージが崩れました(と言うほどそれまで小説は読んでいませんでしたが)。特に『水中都市』を読んだ時の衝撃が一番記憶に残っています。
一人称の視点で書かれた短編ですが、非現実的・不条理な出来事が続いた後、主人公が最後にこう呟いて終わるのです。
「この悲しみは、おれだけにしか分からない......」

思わず私も「ほんとだよ。分かんねえ...」と呟きました。
主人公の心情が理解できない小説(=読者に主人公の心情を理解させようとしない小説)というものがとても新鮮で、「こんなのもありなのか」と世界が広がった短編でした。
本日、垂れ流す部を創設しました。 
部長が自分が読んで面白かった本や好きな音楽・映画などについて一方的に喋るつもりでいます。

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