2005年11月アーカイブ

まずタイトルからして素晴らしい写真集。そして収められた「どうよ、俺の愛車は?いいだろう〜?」「お、あそこに俺の愛車と同じ色のものが」という写真の数々。
この写真集を見て「自分の撮りたいものを撮る」という当たり前のことの重要さを感じました。
アクションで氏リーゼ連載されてたそうな。シリーズ。全一巻。「さそうあきら」に「く、」がつくと、「く、さそうあきら」
全部殺人事件。十一件殺人事件。
「面白い」と「つまらない」のちょうど中間を突いてきてますよー。

Heartbeat/Tahiti 80

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アルバム『Puzzle』収録。
アルバムのジャケが山本直樹っぽいじゃけえのお!朝日ソーラーじゃけえ!
中学三年生に文化祭で歌って欲しい曲第二位ぐらい。
19世紀後半、フランスの田舎に郵便配達夫をしているジョゼフ=フェルディナン・シュヴァルという男がいました。43歳のある日、配達の途中に石に躓き、その石を掘り起こしてみて、彼はその奇妙な形に魅せられました。それから彼は石探しに夢中になり、昼間仕事中に目星をつけた石を夜間取りに行くことを繰り返しました。やがて彼は集めた石を使って、誰も見たことのない奇妙な宮殿を造り始めました。その奇妙な宮殿は33年の年月をかけて、彼一人の手で完成しました。
嘘みたいなほんとの話。こういう人生に憧れがあります...。この宮殿すごいわ〜。
仕事をほっぽり出し突然失踪したアル中の漫画家の、ノンフィクション・ホームレス記。アル中が進んで精神病院に入院したりしてます。

Yippie/Mouse On Mars

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アルバム『Niun Niggund』収録。
どこか「幼児っぽさ」を感じさせるエレクトロニカ。Aphex TwinとRei Harakamiが好きなら大丈夫かと。
Casa Brutusを読んでるような「にわかオシャレ建築通」に冷ややかな視線を送る著者による、ちょっとひねくれた、しかし実は鋭い「建築ツウ」になるためのエッセイ集。門外漢が気楽に読める。
はっ!こういう本を読むこと自体、「にわかオシャレ建築通」の証明じゃないの?という自己批判も忘れてはならない、「建築ツウ」になるには。
上下巻。
「αシリーズ」と呼ばれる一連の作品(映画・TV・舞台)とそれらを演じる俳優たちの物語。物語の構造が面白い。各話も面白いし。俳優って仕事も面白そうだなー。

Loie/Ike Quebec

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アルバム『Bossa Nova Soul Samba』収録。
渋い、渋すぎる...。分度器でケーキ入刀!
ルイ・ヴィトン表参道などの設計で知られる建築家、青木淳の建築論集。
「原っぱ」と「遊園地」の対比で空間を考えているのが面白いし、「遊園地」より「原っぱ」が好きだという点が共感できます。
「原っぱ」は、予めそこで何をして遊ぶか決められていない場所であり、そういう点で自由な場所のことです。一方「遊園地」は予めそこで何をして遊ぶかが決められている場所であり、至れり尽くせりであるけども同時に「お仕着せ」の場所です。
もちろん、「『遊園地』的空間は押しつけがましくてよろしくない」という単純な話ではありません。映画館は「遊園地」的空間の代表ですが、人が映画を視聴するに適した空間として設計されて当然でしょう。しかし予め決められたシナリオ通りに感じたり動いたりさせられることが嫌なこともあります。極端な話、住宅を購入したけれど「この部屋は寝室として最適な設計がされているので、必ず寝室としてお使い下さい」「この部屋は必ず書斎としてお使い下さい」「このリビングは家族全員が集まって安らげるようになっています」などと言われるようなものです。どこをどう使い、どこで何を感じるかなどこちらの好きにさせて欲しい問題です。
とは言っても建物の設計はそこで何がなされるのか、人がそこでどう過ごすかを抜きに考えられません。その点も著者なりに色々考えていますので、興味がある方は是非ご一読を。
ちなみに「原っぱ」と「遊園地」の対比で言えば、ディズニーランドやいわゆる「ハリウッド映画」は明らかに「遊園地」ですね。
ヤングマガジンにて連載中。単行本最新刊は四巻。
推定年齢三歳の姉弟が主人公の、ほのぼのとしたとりとめのない話。絵が好き。
アルバム『The World Is Echoed』収録。
ジャケットに惹かれて視聴してみて買いました。「ポストFPM!」とか書かれていたし。同収録のSkyHighやNew Daysも好きです。
『Oriental Quaint』も良いけど、この頃の感じで行って欲しかった、個人的には。
その後の自分の興味の方向性を決定づけた一冊。
ビッグコミックスピリッツにて連載。全四巻。じゃなくて五巻。今の今まで五巻があるのを知らなかった。買わなきゃ。
やはりこれは外せない。でも最近の吉田戦車は読みません。
アルバム『Bicycles&Tricycles』収録。
目覚めの一発!鶏の鳴き声から始まってるし、"new morning"って言ってるし。PVにドラえもん出てるもん。
邦訳されているものは大抵読んだと思います。「おじいちゃんのホラ混じりの昔話」のような、現実と幻想が渾然一体となった物語を書くコロンビア人のノーベル賞作家です。(特に長編の)語り口は「おじいちゃんの昔話」そのものといった様子で、無数の挿話が入り込み、時系列を行ったり来たりし、心地よい酩酊感に襲われます。そしてどこか哀しいです。
お薦めとしてはやはり『百年の孤独』は外せません。『族長の秋』『迷宮の将軍』も良いです。初めて読むなら『百年の孤独』が良いかと思いますが、400ページ超あります。気後れする方は『エレンディラ』(ちくま文庫)という短編集から取りかかってみるのもありかと。
「...ぎょなん?うおなん?」「なななんと!」みたいな。
とりあえず絵が好きな感じだったので読んでみたんですが、良かったです。テーマやストーリーが良いというより、その表現・展開の仕方といった物語の語り方が素晴らしいと思います。話は逸れますが、物語の語り方が上手いと言えば岩明均もそうですね。
「女子校に通う、桐島カヤ子と遠藤雅美の間の恋」と大雑把にストーリーを説明してしまうのがもったいない。正座して読んで、読み終わったら一人でおでん食べなきゃだめでしょう?
ってか水内とかハギオとかなんなの?
アルバム『Out Of Myself』収録。FPMのSound Concierge #502 "Tell Me"にも入ってるって言ってるでしょ!
「まあ、なんつーか、良い曲だから聴いてみれば」授業参観。
発行がSS-PROJECT(エスツー・プロジェクト)で、企画・発売元がBookParkとなっております。BookParkというサイト内の歌葉(うたのは)というサイトで購入しました。歌集です。
以下いくつか適当に挙げてみます。こういう感じ、好きです。
ひとりじゃ孤独を感じられない小野さんにグレープフルーツを搾らされる
わたし、踊る。わたし、配る。わたし、これからすべての質問にいいえで答える。
リモコンが見当たらなくて本体のボタンを押しに寝返りを打つ
加護亜依と愛し合ってもかまわない私にはその価値があるから
「あっためてもらえますか」と言ったままいちご大福見つめるおんな
このところめきめき自覚をつけてきたともだちからのメールがまただ
モーニングで連載、中断。後にオンラインマガジンで復活。上下巻。「がむらかん」と読みます。
素晴らしい完成度のホラー漫画。立ち読みしたら止まらなくなって買うことにしました。
ストーリーは...説明しづらいです。「天使」と呼ばれる、人間に取り憑く化け物が出てきます。この「天使」が怖いんです...。
アルバム『Diving into your mind』収録。
同収録のDiving into your mindも同じぐらい良いんで、同時にお勧めします。
「遠い灯、遠い場所」はサビの部分で「...くはぁ!」って切なく哀しくなりますなります。成松成松。こんなですもん。
「ああ、今では遠い 夢より遠い 捉えたはずの笑い声が カモメの群れの上より高く 風にまぎれて遠ざかっていく」
「ああ、今では遠い 夢より遠い 聞き慣れていた笑い声が カモメの群れよ、捕まえていて 他には誰も代われないのだから」
Diving into your mindも同じぐらい「...くはぁ!」です。同じようにサビの部分にこんな詞が。
And why do I always hurt you? I really really love you so much though.
自他共に認めるエロ漫画家の夢日記。将来の夢を毎日書き留めています。日によって将来の夢が変わっていて、当人も最後の方は困ってきたらしく「もう日によって将来の夢が変わりませんように」という将来の夢を持つようになってきています。
さておき、「辞書」とあるように、夢につけられたタイトルのアイウエオ順で並んでいます。漫画家らしく各夢について一枚イラストがつけられています。
夏目漱石の『夢十夜』みたいなものです。面白いから買ってしまえ。
月刊少年ジャンプにて連載。全三巻。
他の漫画等のパロディ・コピーを駆使した繰り返しなど、独自の漫画技巧を確立したカリスマ漫画家による、見事にくだらない作品。挿入される必要性を見出せないサイドストーリーや、主役のはずの登場人物が二巻・三巻合わせてもわずか数ページしか登場しないこと、本編の展開が収拾不能になった末の壮絶なオチなど、ある意味「漫画の常識」を裏切ってます。
こんな作品を作りたいッス!
アルバム『Stampede』収録。
4Heroの曲をQuantic率いる生ジャズ・ファンク・バンドがカヴァーしたもの。なんだか「渋さ」を感じます。
タイトル通り、「倫理」や「道徳的善悪」とは何だろうと常日頃思っている人にお勧めです。例えば、人が他人に利他的であれと薦めるのは(その薦める当人にとって)利己的な理由からではないのか、などと考えている人には面白いはずです多分。
前書きに「この本は、道徳的に善く生きることを無条件に推奨しないという意味では不道徳な倫理学書である」とある通り、この本は道徳を自明のものとしてその正当性を基礎づけることを目的としてはいません。むしろ、道徳を道徳外の視点から見て考え、「なぜ人は道徳的に生きなければならない(とされている)のか」という問いに対し考える材料を与えようとしています。
ニーチェの道徳観に惹かれるものがある人なら興味を持って読めると思います。
ビッグコミックスピリッツで連載、全三巻。今「ビック」じゃなくて「ビッグ」だと気づきました。こいつはビッグな間違いだ、今までごめんなさい。
ひょんなことから演劇部に入部することになった中学三年生「竹田健太」の演劇的青春物語。「ひょん」ってなんだぁ?!
自分の演ずる役に完全に入り込むことを「CUEが入る」と言うらしいのですが、CUEが入らなくなって苦悩する新進気鋭の役者「岩本向」が芝居中に白昼夢をみる部分が好きです。

Heavenly/Air

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アルバム『Usual tone of voice』収録。
海の底で寝っ転がっているような気分になります。ちょっと涙出てるかも。
明治中期から昭和初期にかけて京都で活動した図案家・日本画家、神坂雪佳の木版画集。
温泉に入っているような温かい気持ちになります。しかし単にほのぼのしているだけでもなく、「雪中竹」や「樵夫」などは構図やバランスが相当かっこいい。グラフィックアートに近いかも。「春の田園」はけっこう大胆だし。

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