2006年1月アーカイブ

芸術と分類される分野で創作をする人間にとって、分かり易い言い方をすれば「誰かとかぶる」ということは最も避けたいことの一つでしょう。自らの独自性を強力に主張したい一方、先人達の影響がなければ今日の自分がないことも事実で、創作を続ける限りこの板挟みに悩まされ続けることだと思います。
そんなときにはコレ!一家に一冊、これさえあればそんな悩みともオサラバ!今なら何と!もう一冊おつけしてこのお値段!ワー安い!なんていう実用性に溢れた本ではありません。18世紀以降現代までの英文学の特に詩に関する本で、この本で初めて名前を知った人たちばかりだし、見たこともない詩ばかり。
それでもなぜ読んだかと言うとこの本が、先人達からの「影響の不安」に襲われている芸術家の精神分析、と読めるからです。例えば、「強い詩人、重要な人物」は「先行するやはり強い詩人たちと、死ぬまで執拗に格闘し続ける。それほど才能のない詩人たちは、偉大な先達を理想化する。その一方、有能な想像力を持つ者たちは、自力で先行者を押しのけて、自分の場所を確保する。しかし、割り込むにはそれなりの代価を払わなくてはならない。つまり、自分で勝手に一区画を占有したために、先行者たちに影響を負っているという非常な不安感がもたらされるのだ。なぜなら強い詩人=創造者は、自分が自分を創造することに失敗したなどということを直視したくないからだ」という箇所は、詩人だけでなくあらゆる分野の芸術家に当てはまるでしょう。
知識が無いせいで分からないことだらけでしたが、ためになる部分も多々ありました。ちなみにブルームは「『影響の不安』とはフロイトのオイディプス的ライヴァル関係」ではなく、「作品自体において具体化されるもの」だと言っています。「作家が『不安』として経験し、作品において表現せざるをえないものは、詩的な曲解の結果であって、原因ではない。強力な誤読がまず存在するのだ」と言っています。ブルームによると、「強い詩人」が偉大な先達たちを「誤読」する仕方は6つあり、それがこの本の主題となっています。詳しく知りたければ是非ご一読を。
でも著作権が確立する以前は「オリジナリティ」に関してどう考えられてたんですかね...?「オリジナル」なことにあんまり価値はなかったのかなあ。
内田けんじ監督作品。
や!おもしろかった!新聞やなんかの批評見ても評判が良かったんで観たんですが。
ストーリーも何も知らずに観た方が面白いと思います。一応言っておけば、コメディです。
白紙だった部分に後から後から事実が書き足されていき、「ほおほお!あ!なるほど!おお〜そういうことか!」みたいな感じで真相が明らかになっていくのが快感です。
霧島れいかがちょっといい。そんでもって主人公の宮田の「片足だけつま先立ち」が笑えます。
アルバム『one step forward』収録。
カメルーン人の母とフランス人の父を持つ、フランスの姉妹ユニットLes Nubians。これは英語で歌ってます。
穏やかで良い感じです。
やっと読み終わりました。正直私には退屈でした。ただ、作品の比類なさというか「へんてこさ」は充分に堪能しました。
以前紹介した『郵便配達夫シュヴァルの理想宮』(岡谷公二の著作)の中で紹介されていて興味を持ったのですが、岡谷公二も指摘しているようにその奇想さや細部への異様なこだわりはシュヴァルと共通します。
南米へと向かう船がアフリカの沿岸で座礁し、船客達はポニュケレ国のタルー7世に助けられ、軟禁されます。身代金と引き替えに解放を約束されますが、その間タルー7世は隣国と交戦、これを併合します。そして二国の王となるための戴冠式に行われるアトラクションで、船客達は各々の特技を活かした奇想天外な見せ物を披露します。この様子が延々と描写されるだけの話です。
ちなみに、『アフリカの印象』と並ぶルーセルの傑作と賞賛されているのが『ロクス・ソルス』です。押井守監督の『イノセンス』という映画で「ロクス・ソルス」って単語が出てきて驚きましたが、この小説の主人公の科学者の別荘の名が「ロクス・ソルス」で、「孤独な場所」という意味のラテン語だそうです。

ホウムペエジ

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faule Theaterを、どきっ!Flashだらけの大☆改装しようかと思っているのですが、なかなか大変です。
「ビジュアルにこだわりつつ(?)、しかし更新もし易く」となると、けっこうHPの構造を考えないとだめですね。
というかそんな高度なことできませんよ...。

one/Yuichiro Kato

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アルバム『Pouring』収録。
Calmの作品に登場するサックス奏者のアルバムです。Studio Apartmentの作品にも参加しているらしい、とのことで飛びつきました。
Light yearsの時には敵わないまでも、やっぱり良いです
二段組みで500ページ。その量に眩暈。登場人物達にも眩暈。
長身痩躯の、恐ろしく神経質な学者の生活が崩れていくさま。
全一巻。ヤングマガジンなどで読み切りで数回登場。ガン・アクションものです。
殺し屋が主人公なのに作品全体の「ぬるい」感じが面白いです。
主人公の見た目といい性格といい、ルパン三世を意識しているとしか思えません。

七色/Jazztronik

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アルバム『七色』収録。
1 日本人のクラブ系アーティストで
2 特に「ジャズ/クロスオーバー」と分類され
3 女性ボーカルもの
ということでツボにきました。Jazztronikは個人的には「ハズレ」が少ないです。
1〜3の条件を満たしているので、既出のStudio ApartmentやMAKAI、Jazzida Grande、I-depなんかも好きです。
すげーかっこいい写真集。写っている人物の人間性が感じられるとか、ドラマがあるとかそういう写真ではないです。構図や色なんかが視覚的にかっこいい。こんな写真を撮りたいと見る度に思わされます。
アルバム『MG4』収録。
あ〜爽やかぁ。
Studio ApartmentのFlightの終わりの部分のリフは似すぎでしょう。
今年もよろしくお願いします。更新滞りました。
今年も新規開拓がんばる!ということでとりあえずCDを10枚借りた。

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