まず始めに注記しておきますが、レーモン・クノーの『文体練習』のコミック版ではありません。
「レーモン・クノーの『文体練習』(05年12月4日紹介)と同じようなことをコミックでやってみよう」という趣旨のコミックでして、一つのストーリーを99通りの方法で描いています。
何度も「コミック」と書いている通り、「マンガ」ではありません。左開きで文字も横組です。99通りの方法の中には「マンガ」というものもあって、なぜか女性のパンチラが描かれているコマがあります。普段マンガに親しんでいる者としては一瞬首をひねりますが、考えてみると少し納得できます(少年誌では結構見受けられますよね)。
「これは微妙じゃね?」というのもありますが...がんばってます。
1億円プロジェクト制作。
「スカイフィッシュを見たい!」「スカイフィッシュを捕まえたい!」そんなあなたは今すぐにでもこのDVDを手に取るべきです。
スカイフィッシュ捕り名人3人がそれぞれの捕獲方法を伝授!あなたは気に入った方法を選ぶだけ。
スカイフィッシュ捕りでは定番の道具「もごし」の購入で迷っている方にはフクダの「もごし」がおすすめです。
精神病理学者にして哲学者の木村敏の論文集。
「離人症」の症例に興味があって手に取りました(「離人症」をメインに取り扱ってはいませんが)。難解ですが、その分面白いです。解説で野家啓一が言う通り、「V 分裂病の時間論」から「VIII 自己・あいだ・分裂病」までが特に読み応えがあります。
「V 分裂病の時間論」や「VI 時間と自己・差異と同一性」などは、精神病的体験の時間性に着目した現象学的分析が興味深いです。精神病というと「他人との関係」や「自己認識」などに注目しがちですが、時間性という視点は私個人などにはとても新鮮でした。
例えば「V 分裂病の時間論」では「分裂病者においてもっとも極端に示されるアンテ・フェストゥム的存在構造と、メランコリー者においてもっとも極端に示されるポスト・フェストゥム的存在構造」という対比が示されます。「現存在にとって自己というにふさわしい自己が輝かしく実現されている事態を『祝祭』(festum)にたとえるならば、前者はいわばひたすらに未来へと先駆しつつ祝祭の到来をーあるいはそれが無惨な形で台無しになってしまうという事態をー不安と戦慄のうちに先取している『祝祭前(ante festum)』」的情態性を表していて『後者は逆に、祝祭が大過なく完了したかどうかを丹念に反省し、あるいはそれが『取り返しのつかない』失態に終わったという後悔に胸を痛めている『祝祭後』(post festum)」的情態性を表していると言えます。例えば多くの分裂病者は「待つ」ということが出来ないようですが、何かが即刻実現しないことをあせり、自己の存在の根拠を現在よりは未来において行動しているので、未来が不確定であることが耐え難いようです。一方非分裂病者では「あとのまつり」という表現がぴったりくるように、「もう取り返しがつかない」という「負い目」の念、言い換えれば今まで自分がたどってきた人生の航路からの逸脱を招いた個々の失敗への悔やみがあり、これは今までの自分の人生航路に対する肯定感がその根底にあるようです。
このように時間性に着目した精神病理分析など、興味があるならばとても面白いと思います。
漫画アクションにて断続的に掲載されているようです。現在のところ一巻まで。
これはすごい。
「本人たちは極めて真剣であるのに、端から見ると可笑しい」という状況がありますよね。この漫画はまさにそうした読後感を得られる傑作です。
中学二年生の担任鈴木先生が主人公です。多感な時期を迎えた生徒たちと、そんな彼らと真摯に向き合う先生が繰り広げる青春学園もの、と言えます。が、どこがすごいかと言えば彼ら生徒たちの多感さ。あまりにも些細なことに感じ入る彼ら。「給食の酢豚が廃止になる」ということがクラス全体の問題となる始末。さらに彼らにあまりにも真摯に向かい合う鈴木先生。生徒たちに応えて、酢豚の廃止を見直すべく職員会議にかける始末。極めて真剣に些細な問題に向き合う生徒たちと鈴木先生たちの様子は、その絵柄とも相まって可笑しくて仕様がありません。大声で馬鹿笑いというよりも、断続的に鼻息が漏れるような笑いです。
個人的には『正義隊』(2005年10月15日紹介)以来の衝撃です。特に驚くべきは、漫画家本人が(おそらく)狙ってこういう作品にしているということ。「漫画家は(笑いを狙ったりせず)シリアスなドラマ描いているつもりなんだろうが、可笑しい」という、漫画家の狙い・意図とは違った読み方で読者が楽しむという(ある意味で)「誤読の楽しさ」ではありません。むしろこの作品の場合、「誤読」すると金八先生のようなものになってしまいますから。狙ってこう出来るというのはすばらしい才能だと思います。
スケールの大きいドラマティックな曲です。WEGが好きなら買っとけ!
http://kashiwadaisuke.com/
↑視聴できます。
The HorrorsのSheena Is A ParasiteのPV。
Chris Cunningham監督作品。
映像自体はChris Cunningham節炸裂ですが、「...え?!ってこれエイリアン?!」
特筆すべきはSamantha Mortonが出演しているということ(レーベルのリリース情報)。なぜわざわざ「レーベルのリリース情報」と注を入れたかと言うと、映像を見ても彼女と分からないから...。
『ギター弾きの恋』での可憐な彼女の姿はどこへやら。というかSamantha Mortonが出演する必然性はよく分かりません。
でもChris CunninghamにSamantha Mortonという組み合わせは面白いです。