『マンガ・エロティクス』『マンガ・エロティクスF』に掲載されたものをまとめたもの。一巻。
『マンガ・エロティクス』『マンガ・エロティクスF』というマンガ誌があるんですね...初めて知りました。
エロ・グロ・ギャグのマンガです。エロとグロにかなり力を入れているので、女性が読むと気持ち悪いかもしれないですね。『かすとろ式』なんてタイトルのマンガ出しているぐらいの作者ですし...。
ま、「...こんなマンガもあるのか」ぐらいで。
写真集。私個人の「お気に入り」に入る一冊です。
変哲もない家の中で、変哲のないもの・日常的なものをただ写しているだけ、とも言えます。みかんをつめた籠、ホチキス、壁のフック、石油ファンヒーター、セロハンテープ、ラジカセ、等々。
しかし素晴らしい不条理感!個人的には、この感覚はアンリ・ルソーの絵を観た時と同じです。一見何の変哲もない素朴なもののようで...いや違う、違和感がある。なにか不気味だ。なにか気持ち悪い。
「不条理感」のもとになっているであろう要素の一つは、写し取られたものたちやその背景となっている室内の様子が20〜30年前の家庭の風情をたたえているでしょう。
写し取られたものも、壁紙の模様や絨毯の色づかい、カーテンやテーブルクロスの柄、ドアノブカバーなども「あー、昔こういう風な家あったよ」もしくは「こういうの、うちにもあった」と。
きっちりし過ぎた画面構成・絵作りも「不条理感」を醸し出すのに一役買っているでしょう。あまりにもきっちりと撫で付けられた七三分けのように、不自然さが違和感(延いては「不条理感」)を生み出しているように思えます。
写真家の実家と近傍で撮影したとのことです。英題がDomestic Scandalsとなっているのも考えさせられます。どういう意味だろう?
誕生日も過ぎたことだし、そろそろクーラーを使ってみようか。
小川洋子の『物語の役割』を読み終わりました。前書きを読むまで気付かなかったけど、講演集だったのね。そのおかげでずいずい読めるけど。1時間ぐらいで読み終わります。
野家啓一の『物語の哲学』は哲学者サイドからの「物語論」でしたが、小説家サイドからの「物語論」を期待して読みました。その点に関しては期待に応えてくれたとは言い難いですが、値段分(680円プラス税)の満足は得られました。「お話」の創作の過程はけっこう自分と感覚的に近いと感じました。