雑誌やらなんやらで「カルト作家の作品」みたいに書かれていたので(どんな内容か知らずに)手に取ったのですが...。
1985年ごろから2000年ごろまでに描かれた短編を集めたものです。
あぁ、駕籠真太郎より「エログロ」でした。絵は劇画調なのでよけい気持ち悪いという...。
こういうのを読むと、有害図書騒動のあった遊人による『ANGEL 』なんかきわめて健全に思えてきます。
「世の中にはいろいろなマンガがある!それを開拓するのだ!」というのでなければ、手に取らなくていいと思います。
巻末に合田誠が祝辞を寄せたりしていますが。
邦題『オルガ・ブロスキーの墓』
1975年生まれの詩人、松井茂の作品。同性同名の軍事・外交評論家とお間違えのないよう。
「実験的」「抽象的」な詩集です。松井茂という詩人は詩の形式を極限まで突き詰めていきたいと考えているようです。
"SLAP, REPETITION AND CUTBACK" と題された作品のNO.1〜5、"INSERTION, QUOTATION AND DISMANTLEMENT" と題された作品のNo.1〜5が収められています。
そして各作品は英語で書かれた詩(のようなもの)と図形(のようなもの)と乱数表(のようなもの)がセットで一作品となっています。
(のようなもの)という説明が多いですが、まず英語で書かれた詩はほとんど意味が分かりません。文法的にも破綻していることが多いからです。そして図形ですが、これは多分その「詩のようなもの」をある手続きに基づいて図形化しているのではないかと思われます。乱数表についても同様です(となると正確には「乱数」表ではないわけですが)。と言うのも、この作品より後に出版された『松井茂短歌作品集』において短歌の図形化を行っているからです。とはいえ、単にわたくし個人の推測の域を出ませんが。
とりあえず、一般的な意味での「詩」が好きな方には薦められません。興味を持った人が手に取れば良いかと思います。
参考までに松井茂本人の言葉を紹介。
「私にとって詩の本質とは、たんなる文字列の順番です。その順番さえ保持されていれば、文字や声に限らず、どのような媒体で実現されても同じ詩と呼べると考えています。それは『末期の眼』ならぬ『末期の詩』かもしれません」
「2ヶ月で1枚」のカレンダー、7・8月のままでした...。
『インランド・エンパイア』観に行きました。
相変わらず!
日本公開版ではカットされているシーンがあるらしいです。海外ではもうDVDが発売されているようです。
確認したい...。