中古ですが、デジタル一眼レフカメラを購入しました。
いい写真が撮れたら載せていこうと思ってます。
COMIC SEEDにて連載、全一巻。
人違い(身代わり)で主人公イアンが殺されるのをプロローグに物語が始まります。
イアンが殺されたその場に居合わせたのは、イアンが人違いで殺されるきっかけを作った少女アイリーンと、イアンと待ち合わせをしていたという男。
男は「ツキの全くなかった男が君のせいでさらに底に落ちたとだけ云っとく」「俺は奴のことを書く。小説にして本に出す」とアイリーンに言い残し去ります。
それから一年もしないうちにアイリーンが手に取っていた本の名が「not simple」
だんだんと明かされていく、イアンの数奇で悲惨と言える運命。残酷な出来事をくぐり抜けてもなお曇りなく純粋なままでい続けるイアン。
「いい湯だが電線は窓の外に延び、そこにもまた、紙とペンとコップがある。この際どこも同じと言いたい」
表題作「コップとコッペパンとペン」の書き出しです。
この出だしを読んで興奮したなら、絶対買った方が良いです。は?と思ったなら、手に取らなくていいでしょう。私は実際この出だしを読んだ瞬間、心の中で拍手喝采でした。
4つの短編をまとめた単行本です。
福永信は小説の実験を色々しているようです。『アクロバット前夜』(リトル・モア)では左から右への横書きで、一行目を最終ページまでひたすら右に右にと追っていかないと二行目に移れないという書き方をしています。非常に読みにくいので手元にはあるけれどまだ読んでいないのですが...。こちらは形式の実験ですね(もちろん内容でも評価されていますが)。
今作は内容で実験をしています。「一行先で何が起こるかわかんない」と評されたりしていますが、まさにそうです。少しでも気を抜いて読むと、展開についていけません。どれだけ乱暴に読者を引きずり回せるかというギリギリのラインを追究しようとしているようです。
個人的にはこの作品は自分に向けて書かれているぐらいに面白くて、かつ悔しくてしょうがないです。自分がもやもやと思っていたことを先に形にされた...。
ぬんぬんヌンチャク
着衣の乱れ
妄りに乱れた着衣は許さじ
させじとヌンチャク
粘着質
嫡室どもにぼかぁとヌンチャク
着々すすむ
住み良い生活