解説文・志村有弘。
1946年北海道生まれの版画家、多賀新(たがしん *本名多賀新一)による銅版画集。春陽堂から出版されている「江戸川乱歩文庫」全30冊の表紙を飾った銅版画を収録。
銅版画なので適切な表現ではないかと思いますが、非常に細かな「描き込み」が特徴です。とは言ってもアウトサイダー・アートのような狂気を感じさせるものではなく、繊細で職人的工芸といった雰囲気です。
作風を一言で表現するなら「エロチック」でしょうか。艶かしい雰囲気の女性や乳房、(露にはなっていませんが)女性器などが描かれていることが多く、性(と生)をモチーフにした作品がほとんどです。かといって下卑た「ポルノグラフィック」にはなっておらず、幻想的で神話的な世界観を持っています。
どの作品にも静寂感が漂い、そのせいかパッと見は悪夢風なのになぜかしら安らぎすら感じます。
新刊での購入は難しいでしょうが、興味が湧いたら是非。
江戸川乱歩ファンにも一見の価値はありそうです。
さらに「エロチック」なものをお望みなら、『多賀新 ミニアチュール銅版画集』をオススメしますが、こちらの入手はもうすこし難しいでしょう。
1946年北海道生まれの版画家、多賀新(たがしん *本名多賀新一)による銅版画集。春陽堂から出版されている「江戸川乱歩文庫」全30冊の表紙を飾った銅版画を収録。
銅版画なので適切な表現ではないかと思いますが、非常に細かな「描き込み」が特徴です。とは言ってもアウトサイダー・アートのような狂気を感じさせるものではなく、繊細で職人的工芸といった雰囲気です。
作風を一言で表現するなら「エロチック」でしょうか。艶かしい雰囲気の女性や乳房、(露にはなっていませんが)女性器などが描かれていることが多く、性(と生)をモチーフにした作品がほとんどです。かといって下卑た「ポルノグラフィック」にはなっておらず、幻想的で神話的な世界観を持っています。
どの作品にも静寂感が漂い、そのせいかパッと見は悪夢風なのになぜかしら安らぎすら感じます。
新刊での購入は難しいでしょうが、興味が湧いたら是非。
江戸川乱歩ファンにも一見の価値はありそうです。
さらに「エロチック」なものをお望みなら、『多賀新 ミニアチュール銅版画集』をオススメしますが、こちらの入手はもうすこし難しいでしょう。
